パソコンゲームの遊び方・やり方

FPSなどのオンラインゲームが普及してパソコン専用のゲームをプレイする方も増えてきています。その証拠に以前まではパソコンゲーム市場に見向きもしなかった国内ゲームメーカーも本格的にパソコンゲーム市場に参入してきています。パソコンでのゲームの遊び方を解説します。

ゲームを購入する

パソコンではコピーが簡単にできてしまうため、ひとつひとつに識別番号が設定され管理されています。識別番号はゲームを販売しているプラットフォームが管理しています。同じゲームでも購入したプラットフォームが違うことでユーザーが受けることができるサービスが異なったりします。有名なフラットフォームにはSteam、Epic Games Store、GOG.com、Microsoft Storeがあります。Amazonでも販売していますが、購入したゲームにはSteamなどの識別番号が設定されています。一番人気はSteamです。ユーザーが多いので使い方やセール情報などネットでたくさん情報を得ることができます。Epic Games Storeはアカウントを作ると毎週ゲームがもらえるところです。Epic Gamesはパソコンゲームの開発エンジンを作っている会社です。親会社はテンセントなので豊富な資金でSteamのシェアを脅かそうとしているところです。GOG.comはDRMフリーが特徴的なプラットフォームです。Microsoft StoreはサブスクリプションサービスのGamepassが人気で、一定の月額料金で新作を含む複数の人気タイトルを自由に遊ぶことができます。

パソコンのスペックが足りないとゲームが動かない

コンシューマー機であれば専用にゲームが開発されているので、ゲームが動かないことはほとんどないと思います。パソコンゲームはゲームを起動させるパソコンの性能がユーザーごとに異なるため、動作が安定しないことがあります。ゲームを購入するときにはゲームが要求しているPCスペックを確認することが重要です。スペックは最低スペックや推奨スペックのような感じで記載されています。ただ最低スペックはゲームが起動するだけで、快適にゲームをプレイできない状態のスペックが記載されていることが多い印象です。最低でもパソコンのスペックは推奨スペック以上を用意されるとよいでしょう。

ゲーミングPCの性能を決めるパーツ

CPU コア数が多くHzが高いほど高性能です。
GPU 製品型番の下二桁の数字が大きいほど高性能です。
メモリー容量数字が大きいほど高性能です。

ゲーミングPCのおすすめの価格帯

ゲーミングPCは毎年性能が上がっていくため、購入を待てば待つほど高い性能のゲーミングPCを購入することができます。ゲーミングPCの面白いところは性能が上がっても価格はほとんど上がらないところです。ゲーミングPCを構成するパーツはランク付けがされていて、そのランクによってゲーミングPCの価格は決まります。例えばグラボはRTXの冠が付いたブランドで販売されます。時代によってRTX2060だったりRTX4060だったりします。末尾の60の数字がランクを示します。RTX2060よりもRTX4060の方が性能が高いですが、RTX2060が発売された当時RTX2060搭載のゲーミングPCは15万円程度でした。2023年時点でRTX4060搭載のゲーミングPCの価格を見ると15万円程度です。これは末尾の数字60がキーワードになっていて同ランク帯のゲーミングPCとの認識があるからです。末尾の数字が大きくなるほどグラボの性能は高くなります。60搭載のゲーミングPCが15万円、70搭載が18万円、80搭載が25万円のような価格帯になります。AAAタイトルをプレイされるなら20万円前後のゲーミングPCを購入されることをおすすめします。

モニターでゲームの映像は決まる

PCゲームは映像がきれいなところに注目が集まっていますが、ゲーミングPCだけ性能が高くてもモニターの性能が低ければゲーミングPCの性能を発揮させることはできません。モニターの性能は解像度、リフレッシュレート、応答速度、駆動方式で判断することができます。解像度とリフレッシュレートは数字が大きいほど性能が高く、応答速度は数字が小さいほど高性能です。駆動方式はIPSかOELDがおすすめです。モニターはIPSの駆動方式で応答速度が1msの製品が一番コスパが高いと思います。

モニター選択時に重要となる性能

解像度数字が大きいほど画面が鮮明となります。
リフレッシュレート数字が大きいほどキャラクターの動きが滑らかになります。
応答速度数字が小さいほど動いていいるキャラクターを視認しやすくなります。
駆動方式 IPSがOLEDがおすすめです。

ゲームをインストールする

ブラウザで遊ぶゲームはインストールする必要はありませんが、有料無料を問わず基本的にゲームはパソコンのインストールして遊びます。パソコンのゲームは玩具屋さんやゲームソフト販売店にはほとんど置かれていません。パソコンゲームはインターネットで購入することが一般的です。ゲームによっては数百GBの容量があるため、光回線のインターネット環境を用意されることをおすすめします。またインストールするパソコンのストレージによってゲームの起動やロード時間にちがいが出てきます。インストール先はHDDとSSDのどちらかになると思いますが、基本的にはSSDの方が快適にゲームを楽しむことができるはずです。

オンラインゲーム

オンラインの仕組みはプラットフォームが用意しているので、追加で料金がかかることはないと思います。オンラインゲームの中には非同期のゲームもありますが、オンラインゲームをプレイする時にはモバイルルーターのWifi環境などではなく、有線で光回線をパソコンまで接続することが望ましいと思います。

ゲームパッドを使う

PSやXboxなどのゲームパッドを接続してゲームを遊ぶことが可能です。Steamで購入したゲームならSteamが提供しているコントローラー設定を活用してキーコンフィグなどを行うことができます。ただパソコンゲームはマウスで選択しやすいようにUIが設置されていたり、パッドのボタン数よりも多いキーボードのキーを元に操作することが前提となっていたりします。ゲームによってはパッドだと遊びにくいことがあるかもしれません。

攻略情報を探す

海外のインディーズゲームの場合は日本語に対応していても日本語の攻略情報はほとんどありません。日本ではプレイヤーは少ないても海外に居る沢山のプレイヤーが攻略情報を動画などで配信しています。パソコンゲームの攻略情報を探すときはゲームタイトルと欲しい情報を英語で検索すると見つかります。もちろん攻略情報も英語で記載されているので、内容を確認するためには翻訳するか英語を勉強する必要があります。youtubeやtwitchでは動画を見つけることができ、Google検索エンジンでは5chやSteamやradditなどの掲示板から攻略情報を探すことができます。

MODを使う

パソコンゲームとコンシューマーゲームとの一番の違いはMODにあります。MODとは改造データのことです。MODではキャラクターの見た目を変えたり、新しい機能を増やしたり、UIの変更などがされています。国内では親告罪として違法とされていますが、海外ではMODを構築する環境をゲームメーカーがユーザーに用意したりしています。SteamではMODをゲームに設定する機能が用意されていて、自由にゲームをカスタマイズすることができます。Steamで見るところ国内のゲームメーカーのゲームにはMOD設定機能がついていません。SteamでMODの設定機能があるゲームはメーカー側が許可しているものと思っています。ただMODはあくまでも非公式なので、ゲームが起動しなくなったり、セーブデータが消えたなどの問題があっても全て自己責任です。間違ってもそのゲームの開発元に文句を言ってはいけません。国内にいる間は、あくまでもMODはこっそりと使うべきだと思います。

PCゲームの魅力はインディーゲーム

PCゲームはCS機と比べてグラフィックがきれいとかキャラクターが滑らかに動くなどのハードウェアの性能部分に注目されがちですが、PCゲームの魅力はインディーゲームにあると思っています。インディーゲームは小規模なゲーム開発会社でゲーム開発資金が少ないことから、ゲーム中に挿入されるムービーやフルボイスでの演出などがないゲームがほとんどですが、ゲームの面白さの部分に特化したタイトルが多くあります。インディーでノベルゲームを開発して売り上げた金額を使ってフルボイスに対応したシロナガス島への帰還や元々夫婦2人で開発していたMount & Bladeが今やCS機にも移植されているなどゲーム以外の部分でも楽しませてくれます。インディーゲームはアップデータと続くことも魅力的で無料のアップデートやDLCで何度もゲームを楽しませてくれます。PCゲームを始めたらAAAタイトルだけでなくインディーゲームにも目を向けるとPCゲームにハマっていけると思います。