初心者のためのゲーミングPCの仕組み解説

 

ゲーミングPCとは快適にPCゲームが楽しめる環境が整えられたPCのことです。PCゲームも幅広いジャンルから成り立っていますが、ゲーミングPCは主に3Dグラフィックのゲームを快適にプレイできる環境に設定されています。ゲーミングPCと普通のPCの違いやゲーミングPCのパーツ構成について解説します。

 

 

ゲーミングPCと普通のPCの違い

ゲーミングPCと普通のPCとの一番の違いはグラフィック描画精度にあります。普通のPCではグラフィックの描画もCPUが担当しています。CPUはPCのデータ処理を行うパーツでPCの性能を決めるほど重要なPCパーツです。ゲーミングPCではグラフィックの描画をCPUではなくGPUが行っています。GPUはグラフィックの描画を行うための専用のPCパーツです。CPUからGPUにグラフィック描画機能の仕事を分けることで、GPUの機能で綺麗な3Dグラフィックの描画を行うことができ、その分CPUの負担を減らすことがでいるのゲーミングPCです。基本的にゲーミングPCの方が普通のPCよりもスペック的に高い傾向があります。

 

 

ゲーミングPCの仕組み

ゲーミングPCは電源・マザーボード・CPU・GPU・メモリ・ストレージとGPU以外は普通のPCの構成と変わりません。CPUに性能が高いパーツが付いているため大きめのCPUクーラーが付いているくらいです。構成自体はそれほど変わらないのでPCを自作する人にとっては、ゲーミングPCも普通のPCもなんら違いはありません。ただGPUを使うために電源容量が大きかったり、データ処理が多いゲームを快適にプレイするために性能が高いCPUや大容量のメモリ、SSDなどが設定されています。ゲーミングPCと普通のPCとの構成の違いにファンの数があります。PCゲームを稼働させることでPCパーツは多くの熱を発するようになります。これらを排気するためにゲーミングPCのパーツケースには多くのファンが設置されています。ファンが多い分、ゲーミングPCは普通のPCよりも騒音が大きい傾向にあります。

 

 

ゲーミングPC選択時で重要となるパーツ

ゲーミングPCは3Dグラフィックが快適にプレイできるPCと位置付けられているので、グラフィックを描画するGPUの性能に一番こだわる必要があると思います。GPUの性能によってはゲームが指定している最高画質でプレイできなかったり、解像度を落とさなけばならないなどグラフィックに妥協してゲームをプレイしなければならなくなります。せっかくゲーミングPCを購入するならなるべく妥協せずにゲームをプレイすることができるものを選択したいものです。GPUの性能はビデオメモリの容量で図ることができます。廉価版のゲーミングPCでは3GBや6GBのビデオメモリのGPUが設定されていますが、フルHD以上の最高画質でゲームを楽しみたいのであれば8GB以上のビデオメモリが設定されたゲーミングPCを選択されるのをおすすめします。

 

 

ゲーミングPCの購入方法

ゲーミングPCは家電量販店での取り扱いは少ないのが現状です。ゲーミングPCを購入するにはPCパーツ専門店などを利用されると良いでしょう。PCパーツ専門店ではパーツ単体を販売するのと同時に、組み立て済みのPCをゲーミングPCとして販売しています。これらのPCはBTOパソコンと呼ばれていて、PCパーツを購入者が選択することもできます。最初にゲーミングPCを手にいれるならこれらのBTOパソコンがおすすめです。PCパーツ専門店では旬のPCパーツが設定されているゲーミングPCがランナップされているため、最新のPCゲームを快適にプレイすることができるスペックのゲーミングPCを手に入れることができます。なんとなくPCパーツ専門店は詐欺のようなイメージがあるのも確かですが、現在BTOパソコン分野は参入企業も多くサービスが向上しているも事実です。ただあまり安い製品は性能もそこそこに絞り込まれているので、価格だけでなくしっかりと設置されているPCパーツの性能を見極めるのが重要です。