ゲーミングPCのアップグレードの優先順位 【2023年】
ゲーミングPCをしばらく使っているとストレージ容量が足りなくなってきたり、もっと高画質でゲームをプレイしたいなどの欲求が生まれてきます。自分が行って効果的だと感じたアップグレードを優先順位を付けてご紹介します。
結論としてはパーツのアップグレードではなく買い換えました
パーツ交換でアップグレードを考えたゲーミングPCにはGTX1070が搭載されていました。交換しようと考えた直接の理由はグラボの故障ですが、グラボの交換だけでなく買い替えを行うことにしました。理由は購入しようとしたグラボがRTX4070Tiが10万円を超えていたからです。性能は全く違いますが、新品のRTX3060Ti搭載のゲーミングPCが15万円と見てしまうとRTX4070Tiを買って付けかえだけを行うことを躊躇してしまいました。新しいCPUやNVMe接続にも興味があったのも理由のひとつです。CPUの交換はマザーボードの交換が伴うので費用面と交換にかかる時間を含めて個人的には嫌いな作業です。マザーボードの交換はゲーミングPCを組み立て直すこととほぼ同位だと思っています。
ストレージの増設
NVMe接続を使ってみての感想ですが、USB接続のSSDでもゲームで遊ぶ分には特に問題がないかと思います。USB接続なら手軽に別のパソコンへ移すこともでき、容量の大きなゲームもすぐにプレイすることができて便利です。新しいパソコンを購入したときにUSB接続のSSDの良さが分かりました。外付けでもSSDなら小さいのでPCの周りに置いていてもそれほど邪魔にならないと思います。
モニターを変える
高性能なグラボを使用していもモニターの性能が悪ければゲームの画質を上げることができません。同じ解像度やリフレッシュレートでもHDRへの対応やG-SYNCの設定によって画質を大きく向上させることができます。また駆動方式をTNからIPSや量子ドットに対応したモニターに変えることでゲーム画面を鮮明にできると思います。60シリーズなどのグラボを使用しているなら、ゲーム画面の画質向上のためにグラボを購入するよりも、もしかする性能が高いゲーミングモニターを用意する方が効果的かもしれません。
グラボを変える
直接ゲームの画質を上げることができるパーツです。GTX1070からのRTXシリーズへの交換だったのでリアルタイムレイトレーシングやDLSSの対応など結構違いがあるなと性能の違いを実感しました。RTX20シリーズから40シリーズとかへの交換については分かりませんが、GTXシリーズからRTXシリーズへの交換は違いが体感できるのでおすすめです。グラボと一緒にモニターも変えたので、リアルタイムレイトレーシングの効果なのかHDRの効果なのか判断が付いていないところもありますが、パーツ交換ではグラボの交換が一番違いが分かり楽しいと思います。
メモリーを増設する
ゲーミングPCのメモリーは16GBで十分派とそれ以上は必要と考える人に分かれます。マルチモニターを使用してゲーム中でも動画配信などみたい人には32GB以上のメモリ設定がおすすめです。ただメモリだけ多くても遊んでいるゲームによっては動画サイトのFPSは安定しません。高解像度のモニターを複数使用されるならメモリだけでなくグラボもミドルクラス以上を選択されることをおすすめします。ゲームプレイ中はシングルモニターでゲームに集中される方は16GBで十分だと思います。ただ2023年に発売されたARK: Survival Ascendedなどは推奨システム要件で32GBメモリ容量を要求しています。最新の3Dグラフィックのゲームを快適にプレイしたいと考えるなら32GB以上のメモリを設定されることをおすすめします。これからゲーミングPCの購入を考えているなら同じ16GBのメモリ設定で4GB×4より8GB×2の方がメモリスロットの空きがあるため簡単にメモリ増設を行うことができておすすめです。
ファンを変える
新しいパソコンではファンを付けられるだけ付けてみました。正面と上と後ろについています。CPUとGPUを交換したからもしれませんが、新しいゲーミングPCを使ってから室温が上がっています。室温が上がるということはそれだけ排熱されていると考えると、ファンを増やすことでゲーミングPCの寿命を延ばすことができるのではと考えています。これについてはまだゲーミングPCを購入したばかりなので、憶測でしかありません。
電源容量は注意
ゲーミングPCはパーツごとに消費電力が決まっています。パーツに電力を供給しているパーツが電源ユニットです。ミドルウェアでは600Wの電源ユニットが設定されていますが、ハイスペックのゲーミングPCになると800Wなどの電源ユニットが設定されているようになります。RTX4070TIを付けるとそれだけで最大285W消費されます。またCPUでもCore i7 13700を付けると130Wくらい消費されるなど、パーツの種類や性能によって電力が消費されます。パーツのアップグレード時には、設置するパーツの合計消費電力を電源ユニットが賄えるか確認を行う必要があります。