人生初のブルースクリーンから無事復活
ブルースクリーンはWindowsが正常に稼働できない状態にPC環境が悪化した場合に表示される画面です。ソフトウェアでのトラブルでも表示されるようですが、私の場合はハードウェアのトラブルが原因でした。
Windows以前にBEEP音も鳴らずにBIOSが起動しない
私の場合はブルースクリーンでもパソコンフリーズしてしまい、その後BIOSまでも起動しなくなってしまいました。BIOSはWindowsが起動する前にハードウェアのチェックなどの準備を行うプログラムなので、これが正常に稼働しなければWindowsが起動することはありません。メモリ、マザーボード、電源ユニット、CPUのいずれかのパーツに不具合が発生していることが考えられます。状態としては電源を入れるとファンが回るだけで、BEEP音の警告も鳴らない状態です。BIOSが起動しないときには清掃を行うと良いという情報を目にして行って見ましたが、清掃を行ってもブルースクリーンが表示されるほどに悪化したPCでは事態は好転しないものと思います。またCMOSクリアでBIOSの情報をクリアするとBIOSが起動することもあるとのことでこちらも実行してみましたが、結局ブルースクリーンがフリーズするほどにパーツの不具合がある場合には当てはまらないようです。
復旧中に失敗したこと
BIOSが起動しないときに疑うべきPCパーツはメモリ、マザーボード、CPU、電源ユニットのいずれかです。この中で一番壊れやすいと評判のメモリを重点的に疑ってみました。ブルスクリーンでもメモリエラーのような表記もあり、Windowsのメモリチェックでもエラーが表示されていたのでメモリが原因の可能性が一番高いと感じていました。新品のメモリを購入して設定して見ると一度は起動したものの、すぐにブルースクリーンになってしまいました。その後このメモリでは起動することはなくなってしました。試しに既存のメモリで試してみるとブルースクリーンフリーズしてしまい、その後Windowsの起動画面やブルスクリーンを見ることはありませんでした。手元には8GB×2と16GB×2のメモリがあり、これを使ってマザーボードのメモリスロットの動作を確認しようと考えました。4つあるメモリをスロットに順番にメモリを抜き差ししているうちに電源を切り忘れてメモリを挿してしまい、マザーボードを壊してしまいました。それまで、マザーボードにメモリを挿していない状態でマザーボードを起動させるとBEEP音がなりファンが回っていましたが、このどちらも稼働しなくなってしました。PCパーツを触るときには電源を切ることが重要です。
マザーボードが壊れたようなので、思い切って清掃を行ってみた。
BIOSが起動しない場合は清掃を行うと良いという話みて、エレクトロニッククリーナーとコンタクトスプレーでメモリの端子とマザーボードのメモリスロットを清掃してみました。使ったのはKUREの製品です。この時には16GBのメモリは勿体ないと思い、メモリは8GBのみで試すことにしました。KUREの製品を試し吹きしてみると独特な石油製品のような臭いもしましたが気にせずにパッと吹きかけてみました。結果はパッと吹きかけるのは辞めた方が良いでしょう。マザーボード稼働させ熱を持ってくるとショートするようです。無事にマザーボードに止めを刺したところで、変わりのマザーボードを探すことにしました。
交換パーツのチェックは重要
今から思えば、最初に16GBのメモリを購入する段階でパソコンショップに修理の相談に行くべきでした。16GBのメモリを最初に購入したために、それに合うマザーボードを選択しなければならなくなりました。結局この後マザーボードを購入しても改善せず、CPUまで手を伸ばすことになります。そこまで購入するのであれば、最新の性能が高いパーツも手に入れることもできたはずです。どのPCパーツが壊れているかは、交換用のパーツがなければ見つけることは困難です。最初にどのパーツが壊れているか専門家などに見てもらうのが一番でしょう。
中古で購入したマザーボードは初期不良
H270のチップセットのマザーボードはまだ3年くらい前のPCパーツですが中々見つかりません。やっと見つけたパーツを購入し、セットしてみましたがやはり稼働しませんでした。このときにはもう行きつくところまで行こうと思っていたので、core i7 7700kのCPUも購入して起動するかテストしてみましたが、結果はBIOSさえ起動しません。壊れたものと同じ型のマザーボードを購入したため、起動時の挙動が違うことに気づきました。ASUSのh270 prime plusは起動するとグラフィックボードのところのLEDが点灯するのですが、これが購入したマザーボードでは点灯しないのです。これを不良品かと思い購入店に他の商品と交換して欲しいと連絡すると変わりの商品は無いので返金するとのことでした。なんとなくドスパラを探してみると壊れたprime h270-plusより少し性能が高いprime h270-proを見つけることができました。ただこれでもBIOSは起動しません。
パソコン専門店に持っていく
メモリ、マザーボード、CPUを交換しても正常にパソコンが起動しないやめ、仕方なくいつも利用しているドスパラに持って行くことにしました。壊れたすぐ後にドスパラに持ち込まなかったのは思いPCを持って行くのが億劫だったからです。この頃になるとマザーボードの取り付けにも慣れていて、PCの最小構成で持って行けるようになっていました。ドスパラに持っていくと設定していた16GBのメモリが壊れているとのことでした。初期不良ということでメモリを交換してもらい、家に帰ってパソコンを設定すると正常にWindowsが稼働しました。もしかしたら最初からメモリの初期不良を疑ったいれば良かったのかとも思いましたが、まぁ今となってはどうでも良い感じです。ちなみに購入した中古のマザーボードが起動しないということで持ち込んだので、費用は掛かりませんでした。
故障の原因の考察
ブルスクリーンが発生した原因はメモリとCPUにあったと思っています。パーツが壊れてしまった原因としてはPC設置場所に問題がありました。デスクトップタイプのゲーミングPCは大きく重いため机の上に置かずに床にそのまま置いていました。床にあることで躓いたり、蹴ったりしたことが何回もあったと記憶しています。実際にマザーボード交換時にCPUファンとマザーボードの接点が緩くなっているを確認しています。もしかすると最初からかもしれませんが、きっとPCに何度もぶつかっている拍子にPCファンの留め具が緩くなってしまったのだと思います。PCは風通の良い、人が通らない所に設置するのが正しいことだと痛感しました。
Microsoftアカウントは重要
たまたまブログを書いていてMicrosoftの検索エンジンBingに登録するためにMicrosoftアカウントを作っていたことが功を奏して、マザーボードを交換してもWindowsのライセンスをそのまま引き継いで使うことができました。Windows10以前はマザーボードの交換を行うと新しくライセンスを購入したり、電話連絡を行ったりとWindowsを利用するまでに手順をふまなければならないようですが、MicrosoftアカウントでPCの構成を登録しておくとログインするだけでライセンスを引き継ぐことができます。WindowsがインストールされているSSDが無事でなによりでした。
自作は結構簡単
今回の件で、電源ユニットも含めてすべてのPCパーツを組むことができました。CPUのグリスやマザーボードの電源接続などは初見では難しく感じますが、一度やってしまえばどうということもありません。電源さえ抜いておけば壊れてしまうことはそうないと思います。BTOパソコンを購入して、その後自分でパーツをアップグレードさせていくのは思ったよりも簡単なのだと感じました。ただ自分でPCパーツを選んでいて思ったことはマザーボード、メモリ、CPUの3つは同じ規格の製品でないと互換性がなく稼働しないのは、メーカー側の新しい商品を買わせようとする意地悪のような気がしてなりません。