ゲーミングPCの買い替え時、購入時期が悪い時
ゲーミングPCはゲームの遊びすぎで負荷がかかり寿命は3~5年などとよく目にしますが、嘘だと思います。実際私のゲーミングPCは5年以上稼働しています。パソコンでゲームを楽しむゲーマーも増えてほしい私はそんなデマが広まってゲーミングPCを敬遠されてしまうのはとても困ります。ゲーミングPCのの寿命と絡めて買い替え時や購入時期を考察します。
ゲーミングPCの寿命
風通りが良く、誰も触らないところにゲーミングPCが設定されていれば、物理的に故障することはほとんどないと思います。3~5年の寿命というのは故障して使えなくなるのではなく、ゲームが要求するスペックにパソコンが追い付かなくなる期間のことを歪曲して伝えているのだと思います。それでも3~5年は短すぎです。それは一番高い性能を要求するゲームを、一番大きな解像度と一番高いフレームレートで遊ぶために最高のゲーミングPCを揃えたい人の話です。
ゲーミングPC=GPU
ゲーミングPCは3Dグラフィックのゲームを快適に遊べるゲームと定義するとGPUの性能がとても重要となります。GPUとはグラフィックを制御するパーツでグラボなどと呼ばれています。グラボの性能でグラフィックの精度が変わり、型番で性能を図ることができます。数字が大きい方が性能が高く現在では4桁まで数字が伸びています。4桁のグラボは10シリーズや40シリーズなどのように頭の2桁を取って分類されています。シリーズが変わるタイミングが3年程度なので、グラボの新しいシリーズが登場する周期をゲーミングPCの寿命としている人も多いようです。ただSteamが発表しているハードウェア調査の結果を見ると、40シリーズが発売している中でも常に最新のパーツを揃えるのではなく10シリーズを使用しているユーザーが結構いることが伺えます。
購入と買い替えの悪い時期
新しいグラボの登場は、徐々に性能が高いグラボが登場したり、最高スペックが登場した後に廉価版が登場するなどいくつかのパターンがあります。すべてのランクのグラボが登場するまでの期間は3年程度かかります。ここであまりにも性能を抑えた廉価版を購入してしまうと、すぐにゲームを遊ぶためのスペックが足りなくなり、ゲーミングPCの寿命を縮めてしまうことになります。この3年ほどの期間の中でゲーミングPCを購入するのに時期が悪い期間は存在すると思います。
型番で廉価版と上位互換を判断する
グラボは型番の下2桁で性能を判断することができます。数字は90から50くらいまであり、数字が大きい方が高い性能です。また最後にアルファベットがついていると上位モデルよりも高い性能となるイメージです。例えば40シリーズであれば4090ti辺りが最高スペックになるのではと思います。購入時期の現行モデルで60tiや70ti辺りのグラボを選択されると5年以上は快適にゲームを遊ぶことができると思います。価格的にも60や70くらいのランク帯のグラボが搭載されているゲーミングPCが購入しやすいのではと思います。実際Steamのハードウェア調査の結果を見るとGTX1060、RTX2060、RTX3060のユーザーの割合が多いと感じます。
モニターを変えるタイミングがゲーミングPCを変えるタイミング
モニターを変えることで同じゲームでもかなり雰囲気が変わります。解像度を大きくしたり、フレームレートを上げることもそうですが、HDRへの対応やG-SYNCやFreeSyncへの対応モニターに変えるだけでも違いが実感できます。解像度やフレームレートを上げることでゲーミングPCへの負荷が高くなるため、必然的にゲーミングPCの買い替えを行わなければならない状況になると思います。ただOLEDや量子ドットなどのモニターを選択することで、ゲーミングPCの性能を変えずにゲームのグラフィックを向上させるという選択肢もあると思います。
OSが変わるタイミングは時期が悪い
PCゲームを楽しんでいるほとんどの方はWindowsを利用されていると思います。Windows自体は無償で最新のOSへアップデートできるサービスが展開されていますが、それでも型落ちになったモデルはセキュリティの更新などの製品サポートが終わってしまいます。Windowsが切り替わる中途半端な時期にゲーミングPCを購入することで自分でOSのアップデートの必要があるなど、手間と無駄なデータをストレージに残すことになります。ただ新しいOSはUIが変わってしまうこともあり、操作方法に難があるときもあります。新しいOSが発売された時期によっては、ゲーミングPCの購入を見合わせる必要があるかもしれません。
ゲーミングPCのセールのタイミング
BTOパソコンショップでは年中セールやイベントが開催されゲーミングPCが販売されています。ゲーミングPCの価格はPCパーツの価格で決まります。PCパーツが安くなる時期ではゲーミングPCも安くなり、パーツの値段が上がるとゲーミングPCの値段も上がります。PCパーツは基本的に海外製品なので、日本国内の都合で価格は推移しません。その時々で特定のGPUやメモリーの在庫が大量にある場合などに価格が下がると思って良いと思います。ただ年末年始や春先の新生活が始まる時期などの顧客の購買意欲が高まる時期などはBTOパソコンショップも時期を逃さまいと決済手数料や送料など諸経費を差0ビスするようなイベントが開催されます。ゲーミングPCの送料は2,000円から3,000円と高額です。送料無料イベントやショッピングローンの金利0%などのイベント積極的に活用するとコスパが高い製品を手に入れられると思います。
ゲームが発売されるタイミング
ゲームのグラフィックが年々向上していることが、ゲーミングPCの購入時期を難しくしている要因になっています。例えばゲーム開発エンジンで有名なUnreal engine 5があります。このゲーム開発エンジンで作成されたゲームのグラフィックはリアルと見間違うほどの精度がある反面、高性能なGPUを要求したりストレージにはSSDが必須のような感じになります。お目当てのゲームがあるなら、ゲームメーカー側推奨しているシステム要件について、最低でも同程度のゲーミングPCを用意しないと快適にゲームをプレイすることができずに購入を公開するかもしれません。