Steamで買える中世を舞台にした街作りゲーム
中世ヨーロッパを舞台にしたおすすめの街作りゲームをご紹介します。Banishedの影響が強くゲームシステム自体はBanishedだけどグラフィックが綺麗とか、ツリーで研究がアンロックされたりRTSの戦闘があったりとBanished+独自システムのようなゲームを多く紹介しています。私がBanishedを好きすぎるため似たようなゲームを探していることが影響しているみたいです。
目次
Banished
多分今Steamで販売されている中世の街作りゲームは、ほとんどBanishedの影響を受けていると思います。衣食住を整えて冬が来る前に備蓄を行い、厳しい冬を乗り切る。このシステム作ったのがBanishedだと思います。春を無事に迎えられた時の安堵感を一度味わってみてもらいたいと思います。冬の厳しさだけでなく、様々な要因で簡単に街が崩壊してしまうのがこのゲームの面白いところです。バランスが崩れると連鎖的に住民は居なくなってしまいます。住民が亡くなると効果音が鳴るのですが、連鎖的に起こった時はポーンとなる効果音が連続してポポポポーンみたいになり絶望感が味わえます。人口を増やしすぎても、増やさな過ぎてもダメとか、備蓄は倉庫の管理をしていないとせっかく食料を生産しても倉庫が服で一杯で全部破棄されてしまったりと序盤を乗り切ってもずっと緊張感を味わうことができます。Banishedに似たゲームを探していますが、これを超えるゲームにはなかなか出会えません。
Life is Feudal Forest Village
UIも含めてほとんどBanishedです。違いはグラフィックが綺麗なところです。ゲームのシステムとしては冬が来る前にインラフを整備して備蓄を行い街を繁栄させる資源管理型の街作りゲームです。厩舎で馬を飼い馬車を使って街へ物資を共有するところが面白く、街を発展させていく過程で起こる物資のバラつきを整えることができます。私はこれを利用して食料生産地区や工業化地区などを自分で勝手の想像しながら街作りを行うロールプレイを楽しんでいます。戦闘要素も心ばかりあり、ときおり海賊が現れ街に火を放ってきます。対抗策として砦や消火設備などの防衛設備を作ることもでき、街のシンボル的な感じで設置することもできます。ただBanishedを遊びつくしたプレイヤーだと少し物足りないかもしれません。
Kingdoms Reborn
こちらもほとんどBanishedですが、Banishedで有名なMODのCCの内容まで取り入れたような街作りゲームです。衣食住を整え冬の危機を乗り越えるスタイルは変わりせんが、こちらは技術ツリーがあり住民の要求を満たしていくことでツリーがアンロックされ街が発展し住居などの建物が変化します。住民の要求は例えば最初は革の服で満たされていたのもが、染色された服に変化し、どんどん高級な製品要求するようになります。要求が満たないと住居では居住者数が減り街全体の労働人口が減り街が崩壊してしまいます。住民の要求を満たす製品は複数の製品を組み合わせて製造するためしっかりとしたサプライチェーン的なものを考えて建物を作る必要があります。ただ労働者の数に限りがあり、すべてを過不足なくは難しくそこで交易を使うことになります。街を発展されるために労働力を増やして製品を作らなければならないけど、労働者を増やした分発展した街を維持するのが難しくなるジレンマが楽しいゲームです。レビューではヌルいゲームのような感想がありますが、最高難易度では絶妙なバランスで、この手のゲームをやり込んでりうプレイヤーでも十分プレイしがいがあると思います。
Farthest Frontier
敵の襲撃があるタイプの街つくりゲームです。衣食住などの資源管理については比較的簡単な方だと思います。春になると草木が生え、秋に作物を収穫して、厳しい冬を過ごすのパターンBanishedと同じです。収穫や生産できる品物は多く、食料では肉や魚を燻製にできたり、果物を瓶詰め加工して保存食にできたりします。粘土から陶器を作ったり、鉄と石炭を使って鍛冶を行ったりと資源から加工品を作成することもできます。毎年春には商人が訪れるので交易で利益を上げる楽しみもあります。街の規模によって襲撃して来る敵の数や種類が変わってきます。バージョンアップごとに敵が強力になっていっている印象で、最近では破城槌やトレビュシェットなども登場して本格的に街を破壊しにくるようになりました。こちらも城壁や櫓が作れたり、ハルバードを持った重装兵や騎兵が用意できるなど、タワーディフェンス要素もある街つくりゲームです。
Going Medieval
市民の一人一人に名前や性格や特技が設定されているタイプのコロニーシミュレーションゲームです。Banishedのように大人数が自動的に動くのでなく、1人1人役割を演じさせるタイプのゲームが好みの方にお勧めのゲームです。建物の形は自由にできるので、ゲームのタイトル画面のようなお城を自由な発想で建設することができます。傷を負った旅人を介抱していると、街に追手もやって来て旅人を引き渡すかそうでなければ戦争だみたいなイベントもあったりします。資源管理だけでなく、敵の襲撃を退けるための軍備も整える必要があるゲームです。
Timberborn
操るキャラクターはビーバーですが、中世ヨーロッパ風の街が作れるゲームです。他のゲームとの一番の違いは水路の建設に重点が置かれているところです。ビーバーが食料生産や生活を行っていく上では水がとても重要ですが、乾季で川が干上がったり悪潮で水や大地が汚染されて食料生産等ができなくなる期間があります。ダムを作ったり、樽に水を貯めるなどして乾季や悪潮の時期をどうやって乗り換えるか考えることが楽しいゲームです。堤防で川を狭めて水流を速くして水車を回したり、爆薬を使って用水路を作るなど治水工事を楽しむことができます。登場するビーバーが可愛いと評判ですが、個人的には少し気持ち悪い顔と声をしていると感じます。
Ratopia
ネズミのキャラクターを操作する街つくりゲームです。街つくりゲームとの違いは街に通貨があることです。市民となるネズミには生産や運搬を行うと国庫から資金が支払われます。市民は資金が支払われれない場合や資金が全くないなど不満が溜まると徒党を組んで反乱を企てたりします。これを防ぐために衣食住を充実させることも重要ですが、市民からしっかり税金を徴収して国庫に資金を準備しなくてはなりません。支払われる賃金の改定や税率などを法典を使って調整して、市民と国庫の資金のバランスをとるところに面白さがあります。また敵の襲撃があり、街の規模によって敵の規模や種類が異なってきます。こちらも罠や兵士を用意したり、最終的にはロボットやドローンなども飛ばせるようになります。こちらのネズミはビーバーと違って、私もかわいいと感じています。
Northgard
北欧のヴァイキングの世界観で楽しめる街作りRTSゲームです。街作りよりもどちらかというと戦闘がメインになるかもしれません。食料施設を建設して人口を増やしながら砦や兵舎を建て戦力を増強します。マップ内の敵を殲滅したり、クリア条件を満たすことで勝利となります。ゲームはキャンペーンモードとマルチ対戦モードが搭載されています。ゲームメーカーとしてはマルチ対戦を軸にしたいような開発状況ですが、私はキャンペーンモードしかプレイしていないためマルチの状況がどうなっているかお伝えすることできません。キャンペーンモードではクランを選択してゲームを始めます。クランごとでバフされる能力が違ったり専用のユニットが使えるなど様々な戦略を楽しむことができます。このゲームも厳しい冬の乗り越え方が勝敗を左右します。吹雪の間は消耗が大きくなりますが、敵も同様で吹雪を耐えるか無理に進軍するかなど、戦力や街の備蓄と相談しながら戦略方針を決めることが楽しいゲームだと思います。