初心者のためのゲーミングPCの選び方
ゲーミングPCの性能はピンからキリまで選ぶことができます。どちらに振るとしても自分の目的にあっていないと損をしてしまうかもしれません。初めてゲーミングPCを購入されるような初心者の方におそすめのゲーミングPCの選び方をご紹介します。
ゲーミングPCで一番重要なパーツ
ゲーミングPC=GPUと言っても良いと思います。GPUはグラフィックを制御するために独立したパーツです。どのパソコンにも必ず付いているCPUでもグラフィックを制御していますが、GPUの10分の1程度の性能もありません。実際にグラフィックを高度に制御してゲームが楽しめるパソコンがゲーミングPCと呼ばれています。
PCゲームが遊べるのはゲーミングPCだけではない
PCゲームというからには遊ぶためにPCが必要と感じるのは当然です。ただ最近ではインディーズのPCゲームで人気のタイトルはNintendo Switchに移植されています。AAAタイトルでなければNintendo Switchで十分かもしれません。またPCゲームユーザーが多数利用しているSteamはハードウェアにも力を入れていてSteamdeckを発売しました。コントローラー一体型のポータブルタイプの本体でPCゲームを楽しむことができます。ディスプレイなどのPCで使う周辺機器に接続することもでき、大きな画面でキーボードを使ってゲームをプレイすることもできます。ノートパソコンを買うならSteamdeckの方がコスパが高いかもしれません。
国産ゲームをPCでプレイする
国内ゲームメーカーもPCゲーム市場の拡大に目を付けて、本格的に参入してきています。一度PCゲーム市場から離れた日本ファルコムが帰って来るくらいです。過去に様々なハードで発売されたタイトルをPCだけでプレイできるのも魅力的です。カプコンなどは昔人気があったアーケードゲームの移植なども行っています。AAAタイトルと高画質・高フレームレートでプレイしたいと考えゲーミングPCの購入を考えている人も多いと思います。ただPS5のグラフィック精度をRTX3060Ti程度と仮定するとエントリーモデルのゲーミングPCではPS5と同等かもしくは下回るためPS5と同じような環境かそれ以下でしかプレイできません。AAAタイトルを高画質でプレイするならミドルスペック以上のゲーミングPCが必要となります。
4K120FPでプレイしたい
これは4Kで常に120FPSを維持し続けるのは、現在のゲーミングPCの性能ではまだ無理かもしれません。最高スペックの50万円くらいするゲーミングPCを用意できれば可能かもしれませんが、ゲーム製作側も新しいグラフィック描画機能を追加してくれるので対応できる年数は精々2年~3年かもしれません。
ゲーミングPCの寿命
ゲーミングPCの寿命は2年から3年などとよく目にしますが、それは上記で説明したように最高品質が保たれる期間だと思います。例えば解像度を4Kではなく2Kにしたり、フレームレートを60FPSなどに妥協すればもっと長く快適にゲームを楽しむことができます。ゲーミングPCも通常のPC同様普通に使用していれば10年以上壊れることはありません。ゲーミングPCの寿命はゲームが快適に遊べなくなる時だと考えれば7年から8年と言っても良いと思います。
2023年にSteamが調査したGPUの使用状況です。GTX1650とGTX1060が上位を占めています。GTX1650は2019年に発売された当時の廉価版のモデルです。GTX1060は当時のミドルクラスのモデルです。性能を比べるとGTX1060の方が少し高いですが、同じくらいの性能のGPUです。GTX1060は2015年発売です。
3DCGのゲームはプレイしない
ピクセルアートと呼ばれるドット絵のゲームは依然として人気があります。グラフィック精度が問題になるのは3DCGのゲームの場合ですが、ピクセルアートに見えても3DCGで描かれている場合もあり厄介です。またピクセルアートのゲームでも制御部分に物理演算が使われていたり、一つの画面にキャラクターが沢山登場するコロニーシムのようなゲームでは、パソコンのスペックはそれなりに必要となります。エントリーモデルのゲーミングPCの性能くらいは欲しいところです。
どれくらいのスペックのゲーミングPCを購入するべきか
3DCGのタイトルを最高品質の画質でプレイされるなら最高のゲーミングPCを購入するべきです。価格は大体50万円くらいです。3DCGのタイトルを快適にプレイされるならミドルスペックを購入するべきです。価格は20万円前後です。ピクセルアートのタイトルをプレイされるなら12万円前後です。ゲームだけのためにゲーミングPCを購入されるならSteamdeckが良いかもしれません。価格は$399からです。