Steam 街づくり&コロニーシミュレーションフェス おすすめゲーム 2025年
Steamで3月31日まで開催されている街づくり&コロニーシミュレーションフェスのセール対象タイトルの中からおすすめのゲームタイトルをご紹介します。
Timberborn
ビーバーの木工技術などを生かして貯水システムを構築しながら街の発展を楽しむゲームです。今回のフェスではまだアーリーアクセス中のタイトルですが、定期的にアップデートも行われ精力的にゲーム開発が行われています。アーリーアクセスのベータ版では新しくジップライン機能や立体的な街づくりが可能な機能が追加され、他の街づくりゲームとは一味違う楽しみ方ができると思います。ゲームで一番の楽しい所は、干ばつ等で川が干上がってしまうまでの間に貯水池などに水を確保する方法を考えるところにあると思います。山を削ったり、土を重ねるなどして大きな貯水池を建築することや、畑への水源確保のために用水路の建設など治水工事を楽しむことができます。川を狭めて水位を上げることもでき、治水工事の幅はアイデア次第でかなり広がると思います。
Diplomacy is Not an Option
街づくり&コロニーシミュレーションフェスの前にあったスプリングセールで購入したゲームです。定期的に訪れる敵の襲来をそれまでに用意した戦力で撃退するタワーディフェンスを楽しむゲームです。チャレンジモードやシナリオモードがあり、コスパが高いゲームだと思います。購入したばかりなので、お題に沿ったタワーディフェンスと楽しむことができるチャレンジモードしかプレイしていませんが、タワーディフェンスに慣れていないからかハードモードは難しくてまだ最初のチャレンジしかクリアできていません。最初の一番簡単なチャレンジと表示されている所でも、ハードモードでは数百人で1万人くらいの敵を相手に勝利しなければならないため、クリア時は結構な達成感があります。ちなみに専用の建物を建てることで魔法を使うことができ、魔法で気持ちよく敵を吹き飛ばすこともできます。ただ魔力を使用するため無限に使うことはできません。強い兵士を作るためには複数の資源が必要となりますが、市場を作ることで資源の売買もできるため攻略の幅はかなり広いゲームだと感じています。
Farthest Frontier
四季の概念があり、季節に応じた食料確保を考えたり家を作って住民を増やすなど、名作Banishedの発展系のゲームです。Banishedとの違いは定期的に敵の襲撃があることです。敵の襲撃に備えて城壁や櫓など防衛施設を構築する必要があります。ただタワーディフェンスが主となるゲームではないため、戦闘はおまけ程度です。ただ熊や狼など野生動物も住民を襲うため、街の大きさに合わせた防衛施設を考える楽しみがあります。グラフィックがきれいな中世の街づくりゲームやBanishedみたいなゲームのプレイを考えているならプレイ人口も多いこのゲームが一番おすすめです。一部の界隈ではグリドン村などと呼ばれていますが、Grim Dawnと開発会社が同じというだけでGrim Dawnとは全く関係はありません。
Ratopia
ネズミの王女様を操作してネズミの王国を再興するゲームです。2D画面でプレイヤーキャラクターの操作が必要な街づくりゲームなので、好みが分かれるところだと思います。建物を建設して住民を配置することで仕事を割り振ることができるため、プレイヤーがすべてのことを行う必要はありません。ただ住民はただでは働いてくれません。労働には対価が必要で支払いが滞ると住民は反乱を始めます。住民に支払う資金は住民から税金として徴収します。これも税金を取りすぎるとお金が無い住民は反乱を起こします。社会保障を充実させることもできるので、国も経済をどうやって運営するかを楽しむことができるゲームです。また街の規模によって敵の種類や勢力が異なってくるタワーディフェンス要素もあります。ゲームに登場するネズミの姿や仕草がかわいいため、それを見るだけでも購入する価値はあるかもしれません。
Workers & Resources: Soviet Republic
共産主義がテーマのめずらしい街づくりゲームです。ちなみに私が街づくりゲームの中で一番好きなゲームです。ゲームタイトルとおり、労働力と資源を活用して工業地帯を運営することが主な目的のゲームです。工業地帯には労働者と資源を送り、生産した製品は税関へ運んで資金に変えなればなりません。労働者を確保するためには住宅を作り、ショッピングセンターや娯楽施設などの提供が必要です。労働者を資源採掘のための鉱山や生産工場へ送るためにはバスや鉄道など交通機関の整備が必要です。また資源や製品の輸送でも同様に交通機関が必要となり、それらを動かすための燃料や電力供給の仕組みが必要となります。これらのこと踏まえてインフラの整備を構築するところに、このゲームの楽しさがあると思います。従来の街づくりゲームのように建物の建設は資金を使って建てることもできますが、労働力と重機など必要な資源を集めて建設することもできます。最初は重機や資源の購入に資金がかかりますが、重機の製造や一時資源を確保できるようになると無料で建設を行えるようになります。資金を使って建設ができないモードが最高に面白いと感じています。ちなみに独特なBGMも癖になります。
Kingdoms Reborn
上で紹介したFarthest FrontierよりもBanishedに近いゲームです。ゲームのレビューでは簡単という意見が多いですが、街づくりゲームになれた人なら是非最高難易度の創造主でプレイしてみてもらいたいゲームです。ちょっとの判断ミスで、どんなに大きく成長した街でも一気に崩壊するくらいの感じです。条件をクリアすることで時代が進み住宅に住むことができる人数などが追加されたり、より効率が良い製品の製造を行うことができるようになります。時代を進めるために新しい資源の採掘や製造所の建設など、住民を多くしなければならないことや住宅への居住者の人数が増えることで、需要が多くなり高難易度では一気にバランスが崩れます。このバランス調整に楽しさがあると思います。街に区域を作って管理できるため、食料生産地域や贅沢品生産地域などを用意して首都に輸出したり、首都からそれらの地域に足りない生活品を輸出したりと、自国内での貿易も楽しむことができます。日本語対応で、ちょっと勘違いした日本文化を選択することもでき、日本を気にかけてくれているところもうれしいと感じています。