2023年 本当にゲーミングPCって必要?
ゲーミングPCは快適にPCゲームを楽しむことができる性能があるパソコンのことです。購入には20万円前後かかり決して安い買い物とは言えません。ゲーミングPCの価値について本当に必要なものか考察します。
ハードの垣根を越えて過去のゲームタイトルが遊べる
見落とされがちですが、ゲーミングPCでは過去に人気があったゲームタイトルや人気シリーズの前作などをハードの垣根を越えてプレイすることができます。数年前から日本のゲームメーカーもPC市場の重要性に気づき新作や過去に発売したゲームタイトルを移植しているからです。ペルソナなどを開発しているATLUSはペルソナのシリーズに加えて世界樹の迷宮も移植してきています。またカプコンは新作ゲームの他にゲームセンターで稼働していたアーケードゲームをPC市場に移植してきています。また最近ではスマホゲームの買取版のようなゲームも登場しています。ゲーミングPCがあれば昔のハードを引っ張り出さなくても好きなタイトルを楽しむことができるかもしれません。
新作はCS機と同時発売
日本のメーカーが本格的にPC市場に参入してきているので、新作ゲームもCS機とPCで同時発売されるようになりました。例えばアーマードコア6やCities: Skylines IIはCS機とPCで同時発売されています。最初の話との繰り返しになってしまうかもしれませんが、プレイステーション、XBOXで分かれて発売される新作タイトルもPCならどっちも楽しめたりします。Starfieldがこの例えになると思います。Nintendo Switch販売されているインディータイトルのほとんどはPCからの移植なので、ゲーミングPCがあればもっと快適にゲームを楽しむことができます。
インディーゲームが面白い
大きなパブリッシャーが付かない小規模な組織で開発されているゲームはインディーゲームと呼ばれています。インディーゲームは少人数で作成されているため、内容的に尖ったゲームが多くプレイ時間は数百時間に達するゲームもあります。Noitaは大作ゲームの合間に軽く遊ぶために購入したアクションゲームでしたが、面白すぎてこちらがメインになり1000時間くらい遊びました。またインディーゲームはアップデータが繰り返し行われるところにも魅力があります。CS機にも移植されたMount & Blade II: Bannerlordはアーリーアクセスが終了後もアップデータが続き新しいコンテンツが追加されています。Mount & Blade II: Bannerlordはアーリーアクセスから遊んでいるので、3年くらい楽しまさせてもらっています。
海外のゲームでも日本語対応が増えている
PCゲームを販売するSteamの調査を見ると日本のユーザーが年々増えていることを確認できます。それにともない日本語対応のゲームも増えて来ていて、言語の壁で遊びないゲームは少なくなってきています。海外のゲームメーカーは日本語を対応してくれるのですが、逆に日本のパブリッシャーが絡み、CS機への移植が決まると日本語が抜かれてしまう問題があります。トロピコ6などはCS機に移植されると日本語が削除された経緯があります。いまではパブリッシャーが変わり日本語に対応されています。
ゲームが安い
CS機と同時発売されるようなAAAタイトルは安くはありませんが、基本的にCS機のゲームタイトルよりPCゲームは価格が安い傾向にあります。個人的にはPCゲームでは定価が3,000円もしたら大作だなという感じになります。これをセールを待って購入するので、ゲームの購入価格は1本辺り1,500円前後になります。これを数百時間遊ぶので私はコスパが高いと思いますが、逆にタイパは低いと感じる人もいるかもしれません。PCゲームは無料配布やサブスクライブ、毎日開催されるセールなど入手手段も沢山あり、安くゲームを購入する手段を探すのも楽しいかもしれません。
MODが使える
MODはゲーム改造データです。例えばCrusader Kings IIIを日本マップにして登場人物など内容を日本の戦国時代に替えたり、Football ManagerにJリーグを追加したりできたりします。ちなみにFootball Manager 2024では公式にJリーグに対応するみたいです。MODは日本では違法なため、これからMODを利用するユーザーには目立つことは避けてほしいですが、MODを適切に使うことでゲームを楽しむ幅を広げることができます。