ゲーミングPC 解像度別グラフィックカードの選び方
PCゲームの3Dグラフィックを綺麗に表示するためにはグラフィックカードの性能が重要となります。グラフィックカードはNVIDEA製品を使用することが主流となっていますが、種類が多く選択が難しいPCパーツです。解像度ごとにおすすめのグラフィックカードをご紹介します。
解像度とは
解像度を上げることで同じ範囲内でも多くの情報を表示することができます。ディスプレイのサイズはインチで表現されていて大きいほど物理的な画面サイズが大きくなりますが解像度が変わらない限り、画面の情報量に違いはありません。解像度にはフルHDや4Kなどの名前がついていますが、これは縦と横の比率を表したテンプレートのようなもので、フルHDは1920×1080ピクセル、WQHDは2560×1440、4kは3840×2160のような感じです。フルHD、WQHD、4kの順で解像度は高くなり、同じ24インチのディスプレイでもフルHDと4Kでは4Kの方が鮮明な映像を映し出すことができます。解像度が上げるほどグラフィックカードに要求される性能は高くなります。
高い解像度はPCゲームに必要?
解像度だけ上げてもディスプレイの縦横の比率が合わないと、全画面表示時に比率が合わない余白は黒く表示されたりします。ウインドウ設定で様々なアプリを使いながらゲームを楽しむか、全画面表示でゲームに没頭するかによっても選択する解像度は異なってくると思います。例えばフルHD対応の24インチワイドディスプレイに対して、ゲームの解像度を4kで全画面表示にすると縦横に余白ができてしまいます。解像度を上げることでマップなど広く表示されるようになりますが、その分アイコンなどが小さくなるのでゲームがプレイしにくくなったりします。高解像度でゲームを楽しむなら解像度にあった大きさのディスプレイを選択することをおすすめします。またゲームによってはフルHD以上の解像度が選択できなかったり、UIやフォントなどの大きさ変更ができないゲームもあるので注意が必要です。
解像度ごとのおすすめグラフィックカード
フルHD、WQHD、4Kの解像度でおすすめのグラフィッカードをご紹介します。グラフィックカードの性能はビデオメモリの容量でも判断することができます。WQHD以上の解像度でゲームを楽しむのであれば8GB以上のビデオメモリ搭載のグラフィックカードがおすすめです。
ドスパラで検証された情報をもとにしています。
GeForceシリーズ | ビデオメモリ | フルHD | WQHD | 4k |
RTX2080Ti | 11GB | ◎ | ◎ | ◎ |
RTX2080 | 8GB | ◎ | ◎ | ◎ |
RTX2070SUPER | 8GB | ◎ | ◎ | ◎ |
RTX2070 | 8GB | ◎ | ◎ | 〇 |
RTX2060SUPER | 8GB | ◎ | ◎ | 〇 |
RTX2060 | 6GB | ◎ | ◎ | 〇 |
GTX1660Ti | 6GB | ◎ | ◎ | △ |
GTX1660SUPER | 6GB | ◎ | 〇 | × |
GTX1660 | 6GB | ◎ | 〇 | × |