初心者のためのお買い得ゲーミングPCの探し方
ゲーミングPCは遊びたいゲームや購入する時期によって購入価格が大きく変わってきます。無駄に高い買い物をしたり、PCの性能が低すぎて遊びたいゲームを十分に楽しむことができないなんてことにならない様に、コスパが高い自分にとってお買い得なゲーミングPCの探し方を考察します。
ゲーミングPCが購入できる場所
ゲーミングPCは受注生産のサービスを行っているBTOパソコンショップを利用することがおすすめです。BTOパソコンショップでは受注生産のサービスを行っているので、ユーザーがパーツを選択して自分好みのPCを組み立てられるのが特徴的です。受注生産ではなんとなく価格が高そうとか設定が面倒くさそうと感じるかもしれませんが、家電量販店に置いてあるパソコンよりも割安で、設定方法については大差ありません。BTOパソコンショップ店側である程度組み立てられたモデルを販売しています。そのままのセットで購入しても良いですし、一部のパーツだけをアップグレードされるなどカスタマイズして購入することもできます。またゲーミングPCコーナーなどもあり、人気のゲームタイトルであればゲーム名+推奨モデルのような感じのネーミングで販売されているため迷うことなく選択することができると思います。ちなみにBTOパソコンショップはリアルショップよりもネット通販の方が多くの店舗を見つけることができます。ゲーミングPCはお店から持って帰るのは大変なためネット通販で配達してもらう方が簡単でおすすです。
ゲーミングPCをお買い得な価格で購入する
BTOパソコンショップでは頻繁にセールが行われます。年中通して行われているため焦って選択を行う必要はありません。逆にゲーミングPCの購入は待てば待つほど高性能で安く購入できるチャンスが広がります。理由としてはPCパーツの性能は毎年少しづつ高くなったり、廉価版モデルが発表されるからです。PCパーツはモデルチェンジが行われると、その数年先にフラッグシップモデルが発表され、また翌年廉価版が発表されるというサイクルで移り変わっていきます。最終的な廉価版をセールを利用して購入するのが一番コスパが高いと感じるかもしれませんが、この場合翌年には新しいモデルが発表されるので、購入してすぐに型遅れになることとなります。フラッグシップモデルを発表後すぐに購入するか、廉価版を待つか好みが分かれるところだと思います。
ゲーミングPCと普通のPCの違い
ゲーミングPCと普通のPCの一番の違いは3Dグラフィックを表現するためのパーツの有無にあると思います。綺麗な3Dグラフィックを表現するためには高性能なGPUが必要となります。CPU・GPUの性能で快適にゲームを楽しむことができるかどうかの基準を作ることができます。ただPCゲームが要求するPCスペックは毎年高くなります。ゲーム側が指定する最高のグラフィック精度の解像度とフレームレートを今のほとんどのゲーミングPCの性能では応えることはできません。ゲームメーカー側もPCの性能向上を見越してゲームを作っているはずだからです。だからと言って性能が低いPCでPCゲームが遊べない分けではありません。グラフィックの精度を最高品質にしなくてもゲームは遊べますし、全てのゲームが高いPCスペックを要求する分けではないからです。ここでもどのくらいで妥協するかユーザー側の選択が迫られます。基本的にAAAタイトルと呼ばれるゲームは高いPCスペックを要求してきます。AAAタイトルのFPSなどはどこまでPCの性能を引き出せるか競っているような感じさえします。
デスクトップ OR ノートタイプ
価格を抑えて高性能なPCを求めるのであればデスクトップタイプをおすすめします。ディスプレイが別途必要となりますが、同程度の性能のデスクトップとノートタイプの価格を比べるとディスプレイ込みでもデスクトップの方が5万円以上安くなります。初心者の方はデスクトップは大きく場所を取るのが嫌なのと、ノートタイプの方が手軽な感じがしてノートタイプの方を選択しがちですが、PCゲームを楽しむならデスクトップタイプを選択するべきです。ゲームを楽しむ上でノートタイプが良くない点は、まずはディスプレイが小さいことです。次にPC本体とキーボードが一体になっているとこです。PCゲームはPCへの負荷が大きく排気ファンなどが通常よりも多く稼働し、排熱と騒音が多くなります。デスクトップのように少し離れた場所に本体があれば排熱と騒音はそれほど気になりませんが、ノートタイプのように手元で直接感じられる位置でそれらが発生するととても不快で、ゲームを辞めたくなります。耐久性などについてはどちらともそれほど大きな違いありませんが、交換パーツの寿命は異なってきます。デスクトップでは汎用的なパーツを使用していて交換パーツを探すことができますが、ノートタイプは狭いスペースに必要なパーツを的確に設置する必要があるためモデルごとで専用パーツを使用していることが多々あります。専用パーツのため同型のモデルの生産が終了するとパーツもなくなるため、交換パーツを探すことは年を追うごとに難しくなります。コスパやゲームを楽しむことを考えるとデスクトップ以外の選択肢はないと思います。
ゲーミングPCのスペック
最新のAAAタイトルのゲームは最高のPCパーツを用意しても最高品質のグラフィックでは遊び難いと説明しましたが、ゲーム側の設定で細かくグラフィックの精度を変更することができます。解像度の他にも影の付き具合やグラフィックの表面の質感などです。2Kの解像度や2Dグラフィックのゲームであれば現行のゲーミングPCであればほとんどのモデルで最高品質に近いグラフィック精度でゲームを楽しむことができると思います。ゲーム側が要求するPCスペックは高解像度・高フレームレート>2K・60FPS・3Dグラフィック>2D(ドット絵)グラフィックゲームの順のような感じになります。3Dではなくドット絵のゲームが好みの場合はゲーミングPCを購入する必要がないかもしれません。Steamのように返品可能なゲーム販売プラットフォームがあるため、これらのサービスを利用してゲーミングPCを購入する前にゲームをお手元のPCにインストールしてみて実際に動作確認を行うのも良いかもしれません。2D(ドット絵)と思わせて実は3Dグラフィック(3次元コンピュータグラフィックス)の場合もあるので注意が必要です。ドット絵の方が製作が簡単なイメージがありますが、ゲームを作るゲームエンジンの種類によっては3Dグラフィックの方が開発の都合が良かったりするらしく、2Dに見せた3Dグラフィックの場合は良くあります。2Kで60FPSもしくは120FPSか4Kで60FPSが常に発揮できるようなゲーミングPCを用意できるとストレスなくPCゲームを楽しむことができると思います。