英語のゲームを日本語に翻訳して遊ぶ方法

PCゲームは日本語対応のゲームが増えてきましたが、多言語に対応しているゲームでも日本語だけは対応していないゲームも多くあります。日本語に対応していないゲームでも日本語でゲームを楽しむための方法をご紹介します。

MODを使う

MODは有志の方が作ったゲームを改造することができるプログラムです。ゲーム内の文章を日本語表記に改造するMODもあり、日本語化MODなどと呼ばれています。MODの導入はパソコン初心者の方にはとっては難しい操作を伴いますが、Steamで購入したゲームならSteamのワークショップを利用してMODの設定が行えるため簡単です。Steamワークショップなら日本語やJapaneseなどで検索を行う表示されたMODを選択するだけで導入することができます。そうでない場合は、ファイルのダウンロードや展開、移動などデータファイルの操作が必要となります。また日本語MODを利用するためのMODが必要などかなり手間がかかることがあります。

翻訳アプリを使う

ゲーム画面を読み取って翻訳を行うアプリがいくつかあります。Capture2Text、PCOT、Deeplなどが有名です。Capture2Textがこの中で一番古くからあるアプリで、PCOTは日本人の方が作成されています。私はDeeplを利用しています。Deeplはブラウザ版もありますが、アプリ版ならゲーム画面を読み取って翻訳を行うことができます。Deeplアプリは有償、無償を選択することができますが、ゲームを翻訳するくらいの作業なら無償版で十分だと思います。翻訳アプリでは画面読み取りや読み上げ部分の機能があり、翻訳の部分はGoogle翻訳やDeeplの翻訳機能が使われています。GoogleとDeeplではDeeplの方が翻訳精度が高いと言われています。

XUnity.AutoTranslatorを使う

Unityで作成されたゲームを自動翻訳できるプログラムです。プログラムをゲームの該当フォルダにダウンロードして使用します。XUnity.AutoTranslatorの良くない点としてはUnityで作成されたゲームしか利用できないところと、設定が面倒なところです。設定方法はSteamを利用せずに日本語MODを設定するよりも難しいと感じます。良いところもあり、翻訳された文章は平易なテキストファイルに保存されているため、簡単に自由に書き換えることができるところです。

Googleレンズを使う

Googleレンズをモニターにかざすことで画面上の文章を翻訳することができます。面倒な点はスマホを持たなければならないところですが、他の翻訳アプリと違って画面全体を一辺に翻訳することができるところは利用をおすすめできるポイントです。他の翻訳アプリで範囲選択をして囲まれた文章の翻訳を行いますが、Googleレンズの画面上ではゲーム画面に表示されている文章が日本語に上書きされるため、UIの情報やステータスなど細かく散らばっている情報を一度に翻訳することができて便利です。