ゲーミングPCをグレードアップする時の難易度
ゲーミングPCを構成するパーツは日々進化しています。一定期間で買い替えもよいですが、パーツを少しずつ交換してアップグレードしていくことで支出を抑えながらゲーミングPCの性能を上げていくことができます。ゲーミングPCのアップグレードについて考察します。私が作業をした時の作業難易度もご紹介します。
ゲーミングPCをカスタマイするときは電源コンセント抜く
ゲーミングPCは電気で動きます。電気が通ったまま作業を行うと感電でケガをしたり、ゲーミングPCを壊してしまいます。作業を行うときは必ず電源のコンセントは抜き、ゲーミングPCが完全に放電された状態になってから行うが重要です。コンセントを抜いてから10分も放置していれば放電されると思います。
メモリーの容量を上げる
メモリーは8GB、16GB、32GB、64GBなどが一般的です。16GBがゲーミングPCで一番利用されているメモリー容量です。8GBから16GBはパソコンが使いやすくなったと体感することができます。私は16GBから32GBへのアップグレードも行いましたが、容量アップでの動作速度の改善は体感できませんでした。ただその後に購入したゲーミングPCでも32GBを選択しています。16GBを32GBにへアップグレードは必要ないかもしれませんが、価格差を考えると新しくゲーミングPCを購入するなら最初から32GBの設定はありかと思います。
作業難易度 簡単
メモリーは同世代のマザーボードでないと使えません。メモリーを交換する時には一致規格のマザーボードか確認する必要があります。メモリーの差し込み口は両端でマザーボードとフックされ固定されています。取り外すときはこのフックを外側に開いて外し、真っすぐ引っ張ることで取り外しが行えます。差し込むときはメモリー側と差し込み口に凹凸があるので合わせるように差し込みます。まっすぐ奥まで差し込みとフックが自動的にかかります。フックがかからないときはもう一度抜いて自動的にフックが掛かるように差し込みを行います。
グラボのアップグレード
PCゲームが快適に遊べなくなる症状としては、ゲーミングPCの性能の問題でゲーム画面がコマ落ちするときだと思います。グラボを交換することで改善させることができます。ただCPUとグラボの世代があまりに離れているとCPUが足を引っ張ってグラボの性能を引き出せない状態になります。例えばフルHDの60FPSでなんとか遊べるゲーミングPCのグラボだけを交換して。4K120FPSで遊べるようにすることは無理があります。
作業難易度 簡単
グラボはゲーミングPCのケースにビスで固定されています。またグラボの差し込み口はマザーボードとフックされ固定ています。最近のグラボではステーで補助されている場合もあります。グラボを取りはず時はまずはグラボに刺さっている電源ケーブルを抜きます。そのあとにケースと接続されているビスを外して、最後にマザーボードと設置されているフックを開いて、マザーボードに対して垂直に抜き取ることで取り外しを行うことができます。グラボは大きなパーツなのでそれほど手間取ることはないと思います。
CPUのアップグレート
CPUはゲーミングPCの性能を決める重要なパーツですが、一定以上の性能がCPUが設定されていればほとんどの場合交換する必要はないかと思います。コア数が8もあるようなモデルであればほとんどの場合交換の必要はないかもしれません。性能が足りないと感じたらCorei5やCorei7ではターボブーストを活用してみるのも良いと思います。私は4コアのCPUから10コアのCPUに変えましたがフルHDで遊んでいる為か違いは体感できていません。
作業難易度 面倒
CPUを交換するためにはCPUファンとヒートシンクを取り外す必要があります。CPUはマザーボードとロックカバー固定されています。このカバーを外すとCPUを取り出すことができます。CPUをはめる時は向きが決まっているので注意が必要です。CPUとヒートシンクの間にはCPUグリスと塗って放熱性能を高める必要があります。CPUグリスはCPUからはみ出ないことと、CPUとヒートシンクの設定面にまんべんなく塗ることが必要です。塗り方は様々ですが、CPUの真ん中に適量を乗せヒートシンクをCPUに押し当てることでCPUグリスを広げる方法が簡単だと思います。
電源ユニット
ゲーミングPCを構成するパーツはそれぞれ電力を消費します。それを賄うのが電源ユニットです。電源ユニットは650W、750W、800Wなどの容量を選ぶことができます。性能が高いパーツは消費電力も大きくなる傾向があるので、パーツ交換と同時に電源ユニットも必要になるかもしれません。電源ユニットは交流電流を直流電流に変換しているため、容量の他に変換効率を示す指標して80PLUSという規格があります。80PLUSにはSTANDARD、BRONZE、SILVER、GOLD、PLATINUM、TITANIUMの6種類があります。STANDARDよりもTITANIUMの方が変換効率が高く無駄なく直流に変換できます。
作業難易度 やりたくない
電源ユニットはほとんどのPCパーツと接続を行います。各パーツ差し込み口の形状がことなるため間違うことはないと思いますが、すべてを入れ替えとなると結構な作業量となります。特にマザーボードへの接続は差し込み口が小さいので面倒です。ゲーミングPCを後でカスタマイズするかもしれないと思っている方は、交換しなくても良いように電源ユニットの容量に余裕を持たせることをおすすめします。
マザーボード
CPUとメモリをアップグレードするときに、合わせて交換を考えることがあるパーツです。壊れない限り交換することはないかと思います。
作業難易度 やりたくない
マザーボードはすべてのPCパーツが繋がっていると考えて良いと思います。マザーボードの交換のためには、いままで説明したパーツの交換をすべて行う必要があります。あまりに面倒なので私ならゲーミングPCの買い替えを考えます。