ゲーミングPCの冷却に扇風機は有効か
扇風機は体感温度を下げることはできますが、室温を下げる効果はないためゲーミングPCに扇風機の風を当てても効果はありません。ゲーミングPCの温度を下げるためにはゲーミングPC周辺の室温を下げる必要があります。
扇風機で排熱を分散させる
扇風機を使うことでゲーミングPCの冷却効果を補助することはできます。ゲーミングPCから排出された熱は周辺に残ります。ゲーミングPCから排出された熱を分散させるために扇風機を使うのはありかと思います。この場合は扇風機よりサーキュレーターの方が効果的に熱を分散させられるかもしれません。
プレイヤーを冷やす
室温が30度を下回っていればGPUもCPUもそれほど許容範囲の温度で留まると思います。ただパソコン周辺の温度は少し上がるので、パソコン近くにいるプレイヤーは暑さに耐えられないかもしれません。そこで扇風機をゲーミングPCではなく自分に当てると良いと思います。場所がゆるすのであれば、ゲーミングPCを自分から少し離れた開放された場所に移すとゲーミングPCの冷却効果も上がり快適にゲームを楽しむことができると思います。
ゲーミングPCの熱はアプリで管理
CPUやGPUの温度を常にデスクトップやゲーム中に表示しておくアプリは多数あります。これらのアプリを入れてゲーミングPCの温度を見ることで、エアコンを調整して効率的な室温の管理を行うことができます。私はMSI Afterburnerを使用しています。このアプリは温度によって排気ファンの稼働率も変更することができるので、設定によってはゲーミングPCの冷却能力を高めることができるかもしれません。またMSI Afterburnerはゲーム中でも透過した状態で各種温度をゲーム画面上に表示したり、タスクバーに温度を表示したりすることができます。
ゲーミングPCを置く部屋の適温
適正温度は5℃から35℃と言われています。部屋の温度によってCPUやGPUの温度は左右されます。夏の30℃ほどの部屋の温度ではCPUは40℃くらいを指し、雪が降るような真冬に暖房を付けなければCPUの温度は10度以下を指すこともあります。空調を使わなくてもすぐに壊れるようなことはありませんが、ゲーミングPCは人が操作するものです。プレイヤーが快適と感じる室温を保てば、ゲーミングPCの熱による負担が少なくなると思います。