2023年 ゲーミングPC CPUとメモリーどちらを優先するべきか
CPUとメモリーどちらが優先かと言われれば私はCPUを優先します。同じメモリ容量ならCPUの性能を上げると動作速度が改善しますが、同じCPUでメモリー容量を上げても状況によっては動作速度が改善しないからです。
メモリー容量を上げて動作速度が改善される場合
メモリ容量が足りていない場合にはメモリー容量を上げることで動作速度が改善します。メモリーが足りないと最悪アプリが落ちてしまうので、それくらいの症状があるのでされば効果があると思います。ただよほどメモリー消費量が多い作業をしない限り16GBと32BGの違いは分からないと思います。それでも私は気分的に32GBのメモリーを設定しています。
メモリーを使う処理
PCゲームをプレイしていて16GB以上のメモリを消費したのはFootball Managerのフェイスパックを展開した時です。ヨーロッパの主要クラブの他に2024からはJリーグの選手のデータも加わったことからデータ量は膨大になります。ダウンロードファイルは圧縮され複数に分かれていますが、ダウンロード後にまとめて展開したところメモリー消費量は16GB以上になりました。ほとんどの場合16GB以上のメモリを消費することはありません。
CPUの交換は大変
メモリーの増設はマザーボードに差し込むだけですが、CPUの交換はひと手間かかります。CPUはマザーボードやメモリーとの規格を合わせなければならないので、CPUを上位クラスに変更するならまだしも、世代が違うCPUに変更する場合にはマザーボードやメモリーも一緒に変更しなければならないかもしれません。CPUの交換作業自体もPCパーツの交換作業の中では面倒な方なので、ゲーミングPC購入時のCPUの選択は結構大事です。
CPUの性能を決める数値
CPUはコア数、スレッド数、動作周波数の数字が大きいほど処理速度が速くなります。ゲーミングPCの場合インテルのCPUが設定されている製品が多くありますが、Corei5よりCorei7の方が性能が高い傾向にあります。コア数やスレッド数は今のCPUならいらないほど2桁あるので心配する必要はありませんが、動作周波数は見ておくと良いと思います。動作周波数が高いほどCPUが良く動きます。最低でも3GHz以上の動作周波数があると最新のゲームも快適にプレイすることができます。
グラボを変える時はCPUの性能にも注意が必要
ゲームの要求スペックは高くなり、RTX3080が推奨システムなどというゲームが登場してきています。最低システム要件ではないためそれ以下のGPUでもゲームを稼働させることはできると思いますが、グラフィック精度などを落とすかフレームレートを犠牲にしなければなりません。このような状況なのでPCゲーマーの間でもGPUの世代交代が2023年末から始まっています。GPUだけ性能が高くてもCPUの性能が低ければGPUの性能を発揮させることはできません。Corei7-7700KにRTX40シリーズを設置したところ70%ほどしか性能を発揮できないとのデータもあります。70%でもこの世代のグラボより性能があがるから良いとの考えもありますが、GPU交換の時にはCPUの性能にも気を掛けると良いと思います。