2023年 PCゲームの画質を上げるのはモニターの選び方
ゲーミングPCの画質は人によって異なります。FPSをプレイする人ならキャラクターが滑らかに動くことが重要とするでしょう、オープンワールドなど映像を楽しむ人は色彩がしっかり表現されることを重要とするかもしれません。PCゲームの画質はゲーミングPCの性能の他にモニターも性能でも左右されます。自分のプレイスタイルにあったモニターを選択することが、PCゲームの画質を上げることになると思います。PCゲームの画質を上げるモニターについて考察します。
モニターの描画性能を決める要素
モニターを選択する際に使う指標として解像度、リフレッシュレート、応答速度、駆動方式があります。それぞれ数値で画面のきめ細かさやキャラクターの動きの滑らかさを判断することができます。駆動方式によっては有機ELなど各段にモニターの性能を上げるものもあります。性能を上げるほど価格はどんどん上がるので、モニターはゲーミングPCの性能と予算と相談しながら決める必要があります。
画質のきめ細かさは解像度
解像度が高いほどグラフィックの情報量を多くすることができます。フルHDと4Kの解像度を比べた場合4KはフルHDの4倍情報量を多く表示することができます。フルHD、WQHD、4Kの解像度が多くのモニターに採用されています。
動きの滑らかさはリフレッシュレート
リフレッシュレートとは1秒間に切り替えて表示できる絵の枚数を表す数値です。同じ1秒間でも絵の枚数を多く切り替えて表示できた方がキャラクターの動きは滑らかになります。単位はHzが用いられ例えば144Hzでは1秒間に144回絵を切り替えて表示することができます。
キャラクターのぼやけや残像は応答速度
リフレッシュレートは絵の枚数ですが、応答速度は絵が切り替わる速度です。応答速度が遅いと前の絵が残った状態で新しい絵が表示されるので、キャラクターの残像が見えます。例えば144Hzでは1秒間に144回絵が変わるので、応答速度は最低でも6ミリ秒程度でないと残像が見えてしまいます。
画面の乱れはG-SYNCとFreeSync
モニターとグラボが出力画像のタイミングが違うと画面が乱れてしまいます。この現象はスタッタリングやテアリングと呼ばれていてG-SYNCとFreeSyncの機能が搭載されたモニターなら画像の乱れなくゲームを楽しむことができます。G-SYNCはNVIDEAが推奨する仕組みでモニターに専用のG-Syncモジュールを設定する必要があり、FreeSyncはAMDが推奨する仕組みでモニターに専用のモジュールを設定する必要がありません。このここからG-SYNC対応のモニターはFreeSyncに比べて少ないです。
画面の明暗を出すのはHDR
HDRの数値が高いほど明るい所は明るく暗いところは暗い表現ができるようになり、画面上の日光や魔法のエフェクトなどが眩しいと感じられるようになります。HDRの後ろには400などの数字が付いています。これはピーク輝度を表し大きいほど明るさを表現できます。HDRを楽しむなら600以上がおすすめです。
最高のモニター駆動方式は有機EL
OLEDとも呼ばれているリフレッシュレートも応答速度も速く、映像もきれいなモニターです。欠点としては価格が高いことくらいです。明暗がくっきりと鮮明な画像が楽しめるので、解像度を高くしてゲームのグラフィックを堪能したい方におすすめの駆動方式です。
液晶モニターなら量子ドットとFast IPSの組み合わせ
液晶モニターの駆動方式の中では最高画質が楽しめる駆動方式です。リフレッシュレートや応答速度の数値も高くゲーミングモニターとしても優秀です。量子ドットが採用されたモニターでは、画面のちらつきが抑えられたり、発色がきれいなどの特徴もあります。欠点としては有機EL同様に価格が高いところにあります。
駆動方式に迷ったらIPS
以前はVAとTNとIPSからの選択でしたが、今では液晶モニターの技術が向上IPSで良いかなと思います。IPSは応答速度が遅い理由で応答速度が速いTNと比べられていましたが、応答速度を速める仕組みが登場したことから、もともと3つの中で画質が一番きれいなIPSを選択すればよくなりました。メーカーによって応答速度速いIPSは名称がことなり、FAST IPSとかRapid IPSなどがあります。
ゲーミングモニターのメーカー
価格面では中国系のKOORUI、Innocnがとても安くモニターを購入することができます。DELLはドット抜けや長期間の保証があるところに特徴があります。BenQ、ASUU、MSIは独自の技術で付加価値を付けているところがゲーマーから評価されている印象です。ちなみに私はMSIの量子ドットのモニターがもう少し安くなるタイミングを待っています。
