ゲーミングPCのタコ足配線は危険？
ゲーミングPCを稼働させるためにはPC本体に加えてモニターやスピーカーやルーターなど様々な電気機器が必要となります。これらをタコ足配線で接続する際の注意事項をご紹介します。
電源タップを単独で使う
電源タップに電源タップを繋ぐタコ足配線はおすすめできません。複数の電源タップを繋ぐことでコンセントに流れる電流が把握しにいためです。ゲーミングPCは本体のモニターやルーターなど電力を供給しなければならない再起は複数あります。壁に設置されているコンセントでは数が足りないため、ゲーミングPCを使用する時には電源タップの使用をおすすめします。
1つのコンセントからは15Aの使用に収める
電流が多くなると配線や機器は熱くなります。タコ足配線に使っている電源タップを触ると熱くなっていることが分かると思います。部屋の壁についているコンセントは1つで15Aまで使用することができ、それ以上の電力を使用することで火災の原因となります。コンセントの先には配電盤があり、ブレーカーで電力が振り分けられていますが、1つのブレーカーの容量は15Aや20Aとコンセントの容量よりも多いため、15Aの使用ではブレーカーで電源が遮断されることはありません。1つのコンセントからは15Aに収まるように電力を使用する必要があります。部屋の壁に付いている1つのコンセントをゲーミングPC用のコンセントとして使用し、他の電気機器をそのコンセントに接続しなければ、15Aを超えることはないと思います。ちなみに私はゲーミングPC本体とモニター2台、スピーカー、モデム、ルータを1つの電源タップで使用していますが、今のところ火災に合うこともなく無事にPCゲームを楽しめています。
電源タップの配線はしっかり伸ばす
電源タップと壁のコンセントとを繋ぐコードは束ねてはいけません。束ねることで電流が流れる際の熱がこもり発火の危険があります。熱によってコードの被覆が溶けショートする危険があります。電源タップを設置してみてコードが熱くなっていないか確認されると安心です。
コンセントはしっかり差し込む
コンセントの差し込みが浅いとアーク放電が起こり火花が出ることがあります。特に壁のコンセントと電源タップを接続するプラグには大きな負荷がかかるため、しっかり接続をする必要があります。コンセントは電源タップのコードの重さなどでゆるみがちなので、時折確認されることをおすすめします。またコンセントの差し込み口にほこりが溜まることで、ほこりが引火することがあります。電源タップは机の裏などに放置してしまいがちですが、定期的の清掃されることをおすすめします。
ゲーミングPCにおすすめの電源タップ
ゲーミングPC使用時に怖いのが雷です。運悪く家の配線に雷が入ってしまうと家電品は壊れてしまいます。基本的にブレーカーでそういった問題は回避されるはずですが、高価なゲーミングPCを守るために雷ガード付きの電源タップを使用されるのが良いかと思います。ただ私も雷ガード付きの電源タップを使用していますが、そもそも雷で家電品が壊れたことは一度もなく、電源タップの雷ガードも十分に機能するかは確認できていません。本当に雷が心配な方は電源タップとは異なりますが、UPS(無停電電源装置)を使用されると良いかと思います。UPSには雷ガードが付いていることはもちろん、急な停電時でも一定時間UPSが電力が供給されるため、ゲーミングPCを安全にシャットダウンすることできます。
ゲーミングPCの消費電力を減らす
CPUやGPUの性能を発揮させることでゲーミングPCの消費電力量は多くなりますMSI Afterburnerなどのアプリを使用することでCPUやGPUの性能を抑えて消費電力量を減らすことができます。消費電力を減らすことで電源タップやコンセントへの負荷が減るので、より火災の心配を軽減することができると思います。ただ消費電力を減らすということは性能を抑えるということなので、どこまでゲーミングPCの性能を発揮させると十分なのか、自分で許容範囲を見定めなければなりません。
