15万円のゲーミングPCの特徴 【2023年】
ゲーミングPCは価格帯でおおよそゲーミングPCのランクが決まります。15万円では中の下くらいのゲーミングPCを手に入れることができます。個人的な見解では10万円前後が下で20万円前後が中、30万円以上が上のイメージがあります。15万円くらいで購入できるゲーミングPCの特徴を考察します。
Steamで一番人気のグラボはRTX3060
PCゲーム販売プラットフォーム大手のSteamでは定期的にユーザーが使用しているハードウェアが調査が行われています。2023年当初はGTX1060がいまだに人気がありましたが、年末になるとRTX3060が台頭していきました。11月時点でSteamを利用している一割のユーザーがRTX3060を使用しています。RTX3060はメモリ容量が多くAIで遊ぶことができると人気のグラボです。ゲームを稼働させる実力も十分で高解像度でも60FPSで遊ぶなら十分だと思います。2023年では型落ちのモデルとなりますが、その分値引きがあり在庫を持っているBTOパソコンショップなら13万円くらいの予算から探すことができます。11月の時点ではパソコン工房にRTX3060搭載のゲーミングPCを確認しています。
15万円前後ではRTX4060とRTX4060Ti搭載モデルが狙い目
元々15万円くらいの価格帯はグラボの60シリーズが搭載されたゲーミングPCを購入できる価格帯です。RTX3060搭載のゲーミングPCも数年前はこれくらいの価格帯で販売されていました。RTX4060はフルHDを得意とするグラボと言われていますが、60FPSなら高解像度にも十分対応できるモデルです。RTX40シリーズはDLSS3のFrame Generationに対応しています。DLSS3に対応しているゲームであれば飛躍的にフレームレートを向上させることができるはずです。
RTX3060Ti搭載モデルもお買い得
RTX3060Tiは型落ちのモデルですが、RTX3060Ti搭載のゲーミングPCは他のRTX30シリーズと普通に購入することができます。RTX4060搭載のゲーミングPCとの競合となると思いますが、価格は大きく違いません。RTX4060はDLSS3に対応しているところが一番のメリットですが、RTX3060Tiの方が高解像度への対応がRTX4060よりも優れていると言われています。利用するモニターによってフルHDならRTX4060、それ以上の解像度ならRTX3060Tiのように考えることもできます。ゲーム画面のどこを重視にするかで意見が分かれるところだと思います。
CPUはRyzen 7 5700GかCore i5-13400Fが妥当
15万円前後のゲーミングPCにはAMD Ryzen 5 5600Xや Core i5-12400Fなどの設定もありますが、 Ryzen 7 5700GかCore i5-13400Fが妥当だと思います。できればCore i7に行きたいところですが、15万円のランク帯ではCore i7搭載のゲーミングPCを見つけることはなかなかできません。Ryzen 7 5700GとCore i5-13400F搭載のゲーミングPCを比べると若干Ryzen 7 5700G搭載ゲーミングPCの方が安い印象があります。CPUの性能的には同じくらいですが、13400Fの方がシングルスレッドの性能が高いためゲームを稼働させることに適していると言われています。
15万円のゲーミングPCはPS5のちょっと上くらいの性能
15万円のゲーミングPCの性能とPS5の性能を比べると、15万円のゲーミングPCの方がデータ処理能力はPS5よりずっと上ですが、ゲームを稼働させるとなるとPS5の少し上か同じくらいになると思います。例えばエルデンリングを4K60FPSで稼働させるためにはRTX4060Tiでは少し力不足で、60FPSを少し下回ります。PS5では4K30FPS固定でゲームを稼働させることを考えると、RTX4060Tiでは30FPS以上60FPS未満は維持できるはずなのでRTX4060Ti搭載ゲーミングPCの方が少しだけゲームを上手に稼働させることができると言えます。PS5の性能を少しでも上回りたいと思うなら15万円くらいが最低ラインかと思います。