Steam パソコンの推奨性能の確認方法
ゲームに限らずパソコンのほとんどのアプリでは最低スペックと推奨スペックのように、2段階でパソコンのスペックが記載されています。低い方は起動がギリギリできるくらいで、推奨は問題なくアプリが動くスペックです。快適にゲームを遊ぶためには記載されている推奨システム要件よりもパソコンの性能が高い必要があります。
パソコンのスペック確認方法
Ctrlキー+Altキー+Deleteキーを同時に押すとタスクマネージャーを開くことができます。タスクマネージャーのパフォーマンスタブを選択することで、CPU、メモリ、GPUの型番や容量を確認することができます。ゲームの起動中にこの画面を開けば、どれくらいパソコンが現在稼働しているか確認することができます。
Steamクライアントでの確認方法
Steamクライアントでヘルプ>システム情報を選択することで、パソコンに搭載されているCPUやGPUを確認することができます。CPUの型番はプロセッサー情報欄のCPUブランドに表示されます。GPUの型番はビデオカードのドライバーに表示されています。この情報を元にSteamのストアページに記載されているシステム要件と見比べるとゲームをどのくらい快適に楽しむことができるか判断することができます。
システム要件の見方
Steamのストアページでは少し下にスクロールさせるとシステム要件を確認することができます。プロセッサーがCPUの性能で、グラフィックがGPUの性能を表しています。デスクトップでのパーツ名で書かれているためノートパソコンの場合、少し名称が異なるかもしれません。ストレージは使用するデータ領域です。このゲームはSSDの使用が進められています。ゲームをインストールする前にSSDやHDDの空き容量のチェックもされると安心です。
Steamで表示されているシステム要件でとくに注意する項目はプロセッサーとグラフィックスです。プロセッサーはCPUのことです。グラフィックはGPUのことです。いわゆるグラボに必要な性能を示しています。
推奨スペックを満たしていてもダメな時はダメ
Steamのレビューやcan you run itなどのサイトでどれくらいのスペックならゲームが動くか調べた後にゲームを購入しているけど、実際インストールしてみると正常に稼働しないなんてことをよく目にします。ちなみに私にはその経験はありません。Total War: WARHAMMER IIIはForge of the Chaos DwarfsのDLC発表に伴うアップデートで良くクラッシュするとSteamのレビューにありますが、私の環境では一度もクラッシュしていません。ゲームを快適に遊ぶためには推奨スペック以上のパソコンを用意することは最低条件ですが、推奨スペックを超えれば問題が全くなくなるわけではありません。
AAAタイトルは要注意
私がゲームがクラッシュして遊べない状態になる確率が低いのは、AAAタイトルのゲームをほとんど遊ばないからかもしれません。ゲームがクラッシュする理由はパソコン側がゲームが要求する動作ができないためです。AAAタイトルはグラフィックの精度が高かったり、データ処理量が多いためクラッシュする確率が高くなるのではと思います。クラッシュが心配な方は発売日に購入せずレビューの様子を見てからの方が良いかもしれません。
Steamでシェアが高いゲーミングPCの性能
Steamでは2022年以降からGPUの買い替えが始まっています。以前はGTX1060に人気がありましたが、2022年以降ではGTX1060よりも性能が低いGTX1650やGTX1060よりも性能が高いRTX3060に人気があります。ゲーム開発会社もユーザーがゲームを遊べる環境に合わせてゲームを開発するはずなので、RTX3060よりも高い性能のGPUが搭載されていれば当分の間はゲームを楽しむことができると思います。GTX1650が人気の理由はサイズが小さく消費電力が少ないことと、2DグラフィックならGTX1650で十分なためと思われます。
SteamやEpic Games storeなら返品ができる
PCゲームは購入後に動作しない時は返品してお金を返してもらうことができます。性能的にギリギリと感じて不安がある時でも購入してみて起動するか確認してみると良いと思います。人気のゲームであればゲームデータの処理を軽くするMODが開発されている可能性もあるので、事前に調査してから購入してみるのも良いかもしれません。
MODを使うなら
パソコンでゲームをプレイする目的がMODの利用にある方も多いと思います。MODはグラフィックの精度が上がったり、UIなどの変更でゲームが遊びやすくなるなどの利点がありますが、パソコンに要求するスペックが高くなることが多々あるので注意が必要です。例えばCities: Skylinesでは交通整理の便利なMODがありますが、メーカー側はその機能を付けるとシステム要件が高くなりユーザーが絞り込まれることを嫌って公式では対応していないことがあります。MODを沢山使いと考えているなら推奨スペックよりも上のスペックのパソコンを用意する必要があります。